Column of Wild Grass & Floer
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『Taamchai:日本の野草の四季』を採録する中での私のメモです。

(3) ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)(チャノキ(茶の木、カンツバキ(寒椿)、ナツツバキ(夏椿)) (2007.3/26,6/19:カンツバキ、ナツツバキ追加)
 ツバキとサザンカは開花期が重なり、見た目が同じような花を咲かすので、一見わかり難い。ツバキとサザンカを、同属のチャノキを加え、それぞれの違いを表にまとめる。
名 称ツバキ(椿)サザンカ(山茶花)チャノキ(茶の木)
別 名--チャ(茶)
学 名Camellia japonicaCamelia sasanqua ThunbCamellia sinensis
科属名ツバキ科ツバキ属ツバキ科ツバキ属ツバキ科ツバキ属
英 名CamelliaSasanqua CamelliaTea Plant
中国名茶花/Cha hua 21, 山茶/Shancha 12、山茶花/Shanchahua 121、耐冬/Nai dong 41 、曼陀夢(樹)/Man tuo luo(shu) 422(4), 薮春/Sou chun 31、山椿/Shan chun 11茶梅/Cha mei 22茶/Cha 2, 茶葉/Cha ye 24
花 期12-4月10-1月10-11月
花姿は平開しない。
雄しべは筒状。
Tsubaki Tsubaki Tsubaki
花姿は平開。
雄しべは筒状にならない。
Sazanka Sazanka Sazanka
花は一般に下向きに咲く。
雄しべは筒状にならない。
花の大きさは前の二つと比べ小さい。
Cha Cha
花 色紅、白、桃、絞り 白、紅、桃
落 花花首から落ちる。
Tsubaki
花弁が一枚一枚ばらばらに散る。
Sazanka
花首から落ちる。
Cha
果 実 球状で表面はつるつる。
Tsubaki
果実は、3分割して、はじける。
Tsubaki
球状で表面に毛がある。
果実は、3分割して、はじける。
Sazanka Sazanka
楕円状で表面はザラザラ。
Cha
果実は、2分割して、はじける。
Cha
全縁と言われているが、鋸歯が多い。
Tsubaki
鋸歯。
Sazanka
鋸歯。葉の大きさは、前の二つと比べて小さい。
Cha
葉(透かした葉) 太陽に透かすと、葉脈が白い。
Tsubaki
太陽に透かすと、葉脈が黒いと言われているが、ツバキ同様白いが?。
Sazanka
太陽に透かすと、葉脈が黒い。葉は、前二者と比較して、厚いためか、あまり透けない。
Cha
備 考 香り:ない。 香り:ある。 -
名 称カンツバキ(寒椿)ナツツバキ(夏椿)
別 名-シャラノキ(娑羅樹)
学 名Camellia sasanqua cv (Camellia X hiemalis Nakai cvs.)Stewartia pseudocamellia
科属名ツバキ科ツバキ属ツバキ科ナツツバキ属
英 名Camellia, KantsubakiJapanese Stuartia
中国名-紅山紫茎/Hongshan zijing 2131
花 期10-2月6-7月
花姿は平開。
雄しべは筒状にならない。
Kan-Tsubaki
花は5弁で、上向きに咲く一日花。
花弁の縁には細かい鋸歯。
Natsutsubaki
花 色紅、白、桃
落 花- 花首から落ちる。
Natsu-Tsubaki
果 実 - -
鋸歯。
Kan-Tsubaki
低い鋸歯。
Natsu-Tsubaki
葉(透かした葉) - Natsu-Tsubaki
備 考 香り:ある。
カンツバキは日本固有の種でサザンカの園芸品種説がある。
幹はつるつるしていてサルスベリ(百日紅)に似ている。
Natsu-Tsubaki


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