『Taamchai: 日本の野草の四季(野草図鑑)』 を撮り集める中で、撮りためた写真のなかから『花ギャラリー/花写真』としてまとめた。ご笑覧いただければ幸いです。
(40)ヒガンバナ(彼岸花)/Dwarf Surprise Lily, Red Spider Lily![]() 別 名:マンジュシャゲ(曼珠沙華) 科属名:ヒガンバナ科ヒガンバナ属, 花 期:8-9月 撮影日時・場所:2013.9/下、佐倉市 撮影データ:Lumix GX1, Leica DG Macro 45mm F2.8, ISO400, f90mm,S 1/60, F 2.8 ,補正 0, 手持ち 道端、田の畦、お寺、山裾等に真紅の花を、文字通り、秋の彼岸の頃に群生する。 よく見ると深紅の花に混じって、ピンクの花もある。 因みにシロバナヒガンバナ(白花彼岸花)は、黄色のヒガンバナ(ショウキズイセン(鍾馗水仙)と言う)と彼岸花との雑種。 |
(39)コスモス(秋桜)/Cosmos![]() 別 名:オオハルシャギク(大春車菊、大波斯菊)、アキザクラ(秋桜) 科属名:キク科コスモス属, 花 期:7-11月 撮影日時・場所:2013.9/下、佐倉市 撮影データ:Lumix GX1, Leica DG Macro 45mm F2.8, ISO800, f90mm,S 1/1000, F 2.8 ,補正 0, 手持ち 秋の象徴花で、赤、ピンク、白、淡黄とカラフルな花を咲かせる。 コスモスは、コスモス属の総称であるが、一般にはオオハルシャギクを呼ぶ。 |
(38)キバナコスモス(黄花コスモス)/Orange Cosmos, Sulphur Cosmos, Klondike Cosmos![]() 別 名:キバナアキザクラ(黄花秋桜) 科属名:キク科コスモス属, 花 期:6-11月 撮影日時・場所:2013.9/下、佐倉市 撮影データ:Lumix GX1, Leica DG Macro 45mm F2.8, ISO400, f90mm,S 1/160, F 2.8 ,補正 0, 手持ち 黄色いコスモスとしてよく見かける、コスモスより早くから秋にかけて咲く、コスモスと同じコスモス属。 園芸植物として、公園、植え込み、花壇に植えられるが、野生化もしている。 |
(37)クズ(葛)/Kudzu, Kudzu Vine, Japanese Arrowroot![]() 別 名:クズカズラ(葛蔓) 科属名:マメ科クズ属, 花 期:7-9月 撮影日時・場所:2013.9/上、佐倉市 撮影データ:Lumix GX1, Lumix G 100-300mm F4.0-5.6, ISO800, f600mm,S 1/1600, F 5.6 ,補正 0, 1脚 クズは秋の七草の一つ。 路傍、荒地の茂みに、紅紫色の花が時に葉の影に隠れて咲いている。クズはアレチウリ(荒地瓜)と一緒に生えることが多く、この生態系等に被害を及ぼす「特定外来生物」)のアレチウリと間違いられやすい。 根からとったでんぷんが葛粉、また乾燥した根が風邪薬の葛根湯。 |
(36)ベンガルヤハズカズラ(ベンガル矢筈葛)/Sky Vine![]() 別 名:グランディフロラ 科属名:キツネノマゴ科ツンベルギア属, 花 期:3-10月 撮影日時・場所:2013.9/上、花の美術館(千葉市) 撮影データ:Lumix GX1, M.Zuiko 60mm F2.8, ISO800, f120mm,S 1/500, F 2.8 ,補正 0, 手持ち この花はインド原産のつる性植物で、インド〜東南アジアに咲き、日本では沖縄で、生垣等でよく植えられるという。 この写真は温室のもので、一般に幾つかの青紫色の花が房状に垂れ下がって咲く。 |
(35)ヒマワリ(向日葵)/Sunflower![]() 別 名:ニチリンソウ(日輪草) 科属名:キク科ヒマワリ属, 花 期:5-9月 撮影日時・場所:2013.8/中、川村美術館(千葉県佐倉市) 撮影データ:Lumix GH1, Lumix G 100-300mm F4.0-5.6, ISO200, f560mm,S 1/3200, F 5.5 ,補正 0, 手持ち 夏といえば、青空に大輪のヒマワリがよく似合う、夏の象徴花だ、王者の花だ。この時は、林をバックに三輪の花。 |
(34)ハンゲショウ(半夏生、半化粧)/Saururus chinensis, Hangeshou![]() 別 名:カタシログサ(片白草) 科属名:ドクダミ科ハンゲショウ属, 花 期:6-8月 撮影日時・場所:2013.6/下、川村美術館(千葉県佐倉市) 撮影データ:Lumix GH1, Lumix G 100-300mm F4.0-5.6, ISO100, f480mm,S 1/200, F 5.3 ,補正 0, 三脚 花が垂れ、花序に近い葉が白くなるのは、開花初期の頃という。 半夏生(夏至から11日目頃)の頃、花が咲くことから半夏生(ハンゲショウ)と呼ばれ、葉が半分白くなり半分のみ化粧していることから半化粧(ハンゲショウ)と呼ばれる。 分類的にはドクダミ科で、ドクダミ同様、薬用効果もあるようだ。 因みに、ハンゲショウは日本のレッドデータ(都道府県、環境省)によると野生種は絶滅危惧種で、岩手県では絶滅種と登録されている。 |
(33)ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)/Small Globe Thistle, Blue Ball![]() 別 名:エキノプス 科属名:キク科ヒゴダイ(エキノプス)属, 花 期:7-8月 撮影日時・場所:2013.7/下、千葉県佐倉市大田 撮影データ:Lumix GX1, M.Zuiko 60mm F2.8, ISO160, f120mm,S 1/160, F 2.8 ,補正 0, 手持ち 家庭菜園で、珍しい花が咲いていた。園芸種のネギ坊主・アリウムギガンテウムの種類かと思ったが、葉の形状が異なる。 キク科で、葉はアザミに似、花は瑠璃色の玉状である。 園芸用、薬用として渡来したようで、ドライフラワーなどにも使われるようだ。 |
(32)ヤブカンゾウ(薮萓草)/Day Lily, Common Day Lily, Double Day Lily![]() 別 名:オニカンゾウ(鬼萱草) 科属名:ユリ科ワスレグサ属, 花 期:7-8月 撮影日時・場所:2013.7/中、千葉県四街道市山梨 撮影データ:Lumix GX1, M.Zuiko 60mm F2.8, ISO800, f120mm,S 1/250, F 2.8 ,補正 0, 1脚 ヤブカンゾウは山野、田畑等で比較的よく見かけられる。それに対して、同じ仲間のノカンゾウ(野萱草)は稀で、花は一重である。 ニッコウキスゲ等のキスゲも同属である。ワスレグサ(忘れ草)とは同じ仲間のヤブカンゾウやノカンゾウの別名で、ワスレグサは花のあまりの美しさに悩み事を忘れてしまうという意味で、中国名の「忘憂草」に由来。 |
(31)ハナショウブ(花菖蒲)/Japanese Iris, Sword leaved Iris, Flower Iris![]() 別 名:ショウブ(菖蒲) 科属名:アヤメ科アヤメ属, 花 期:5-7月 撮影日時・場所:2013.6/下、袖ヶ浦公園(千葉県袖ヶ浦市) 撮影データ:Lumix GH1, LumixG 14-140mm F4.0-5.6, ISO400, f260mm,S 1/1600, F 5.8 ,補正 0, 手持ち ハナショウブの花は紫、白、黄、青、ピンクといろいろである。白色は清楚で、凛としている。 このハナショウブの内花被片は少し青みを帯びている。これが本来の花であり、白い外花被片は萼片(萼)である。 |